87:
2/21:03/07/30 03:26 ID:bxqXHvvl
一番下の三男が言いました。
「勉強中だから静かにしてくれる?」
∧_∧ ∧_∧
(・∀・ )(・∀・ )
/ つ⊿と キ
∧_∧ ( □ て____つ
( ・∀・)  ̄ ▲ ロ○
_φ___⊂)_
/旦/三/ /!
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄! i
|愛媛みかん|/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄88:
3/21:03/07/30 03:27 ID:bxqXHvvl
次男は言いました。 「あ、ごめんよ。」
長男は言いました。 「うるさくしてごめんね。」
∧_∧ ∧_∧
(・∀・ )(・∀・ )
/ つ⊿と キ
∧_∧ ( □ て____つ
( ・∀・)  ̄ ▲ ロ○
_φ___⊂)_
/旦/三/ /!
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄! i
|愛媛みかん|/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
キャッ キャッ
メ ヽ
キ ∧_∧ ∧_∧ キ
ヾ ( *・∀・)(∀・* ) メ
/ つ⊿と キ
∧_∧ ( □ て____つ
(・∀・.#)  ̄ ▲ ロ○
_φ___⊂)_
/旦/三/ /!
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄! i
|愛媛みかん|/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄89:
4/21:03/07/30 03:28 ID:bxqXHvvl
一向に静かにならない兄達に、
三男は ある提案をしました。
「僕たち別々に住まないか?」
∧_∧ ∧_∧
(・∀・ )(・∀・ )
/ つ⊿と キ
∧_∧ ( □ て____つ
( ・∀・)  ̄ ▲ ロ○
_φ___⊂)_
/旦/三/ /!
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄! i
|愛媛みかん|/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄90:
5/21:03/07/30 03:29 ID:bxqXHvvl
こうして、いつも仲良く暮らしていた3人兄弟は
別々に家を作り、離れて暮らすことになりました。
なまけもの の長男は
わらを束ねて作った家を。
∧_∧ 遊び人 の次男は
(・∀・ )
(ミ彡ミと ) 木で作った木造住宅を。
しっかりもの の三男は ∧_∧
i三( ・∀・)三!
レンガを積んで作った家を。 ( つ
∧_∧
(・∀・; )
(!コココと )
それぞれ懸命に作りました。91:
6/21:03/07/30 03:43 ID:bxqXHvvl
先に家のできあがった長男と次男は
まだ家のできあがっていない三男を
∧_∧ .∧_∧
(;;:.・∀・)(・∀・.:;;)
手伝いました。
∧_∧ ココデ イイ?
( ・∀・)__ __ __ _ ∧_∧
/ つ__|__|__|_| (∀・; ) フゥ フゥ ・・・
( 〈._|__|__|__| ∪ ヽ ソコデ イイデス
∧_∧
(・∀・*.) ツミキ ミタイ
(!コココと )
こうして、3人の家は完成したのです。92:
7/21:03/07/30 03:44 ID:bxqXHvvl
ある日のこと、
∧,、,∧_
f´ ;;::叉;;) 「腹減ったー。」
リミ ´∀`)
( )
| | |
(____)__)
∧,、,∧_
f´ ;;::叉;;) 「スニッカーズでも食うか。」
リミ ´∀`)
( つ¶()
| | |
(____)__)93:
8/21:03/07/30 03:44 ID:bxqXHvvl
1匹の腹を空かせた狼が通りがかりました。
、 ! ,
∧Ω∧_
f´ ;;::叉;;)
リミ;´∀`) 「は・・・腹減ったー。」
( つ つ
( ヽ ノ
し(_)94:
9/21:03/07/30 03:45 ID:bxqXHvvl
それを見た長男は急いでワラの家へと逃げ帰り、
ぶるぶると震えていました。
\
∧_∧ アンパンマン
( ;・∀・) ヒィィ・・・。 アタラシイ カオヨ! | ̄ ̄\
( ⌒つ() | TV. |┐
`'(_)_) ギャーーーッ .| |┘
 ̄ ̄ ̄
/
それを見た狼は言いました。
「ばかめ。そんなわらの家なぞ、俺様が一息で吹き飛ばしてやる!!」
∧,、,∧_
f´ ;;::叉;;)
リミ ´∀`)
( )
| | |
(____)__)95:
10/21:03/07/30 03:45 ID:bxqXHvvl
なんということでしょう。狼の一息で、
長男の家はひとたまりもなく 飛んでいくじゃありませんか。
「うわー!ひとたまりもない!」
__________ ∧_∧
―――――――――― (・∀・; )
―――――――――――― と と )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / / /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (⌒(⌒ノ
ーi ゛
/ オ オ オオオ
狼はフフンと鼻を鳴らし言いました。
「それ見たことか!」
//ミ、 __________
∧,、,∧_ /!i ミツ! ――――――――――
f´ ;;::叉;;) =!i 三() ――――――――――――
リミ ´∀`) ミ!i 彡.!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ) ヾ彳'  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ! ーi ゛
(____)__) ∠二) / オ オ オオオ96:
11/21:03/07/30 03:46 ID:bxqXHvvl
家を吹き飛ばされた長男は、
すぐさま次男の家に避難しました。
___
|\.二二二
∧_∧ ∧_/! .|二二二
( ;・∀) (・∀・ |0. !二二二
/ つ ヽ .| !二二二
それを見た狼は言いました。
「ばかめ。そんな木造住宅なぞ、俺様が一息で吹き飛ばしてやる!!」
∧,、,∧_
f´ ;;::叉;;)
リミ ´∀`)
( )
| | |
(____)__)97:
12/21:03/07/30 03:50 ID:bxqXHvvl
なんということでしょう。狼の一息で、
次男の家はひとたまりもなく 飛んでいくじゃありませんか。
「うわー!再度ひとたまりもない!」
__________ ∧_∧.∧_∧
―――――――――― (・∀・; )・∀・;)
―――――――――――― と と ) と )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / / // / /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (⌒(⌒ノ(⌒(⌒ノ
ーi ゛
/ オ オ オオオ
狼はフフンと鼻を鳴らし言いました。
「はたまた それ見たことか!」
∧,、,∧_ フ-! フー! _______
f´ ;;::叉;;) 、 ――――――――――
リミ ;´∀卍 , - ー ― ―――――――――――
( つ/()  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | ーi ゛  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(____)__) / オ オ オオオ98:
13/17:03/07/30 03:52 ID:bxqXHvvl
ついに次男の家までも吹き飛ばされ、
残るは 三男の家だけとなりました。
三男は言います。
「大丈夫。この家はレンガでできてるんだ。
狼だって 吹き飛ばすことはできないはずさ。」
∧_∧. ∧_∧ ∧_∧
( ;・∀・) ( ;・∀・) (∀・ )
( ⌒つ() ()と⌒ ) と ⌒ヽ
`'(_)_). (_(_)" (__入_ノ99:
14/17:03/07/30 03:53 ID:bxqXHvvl
それを聞いた狼は言いました。
「ばかめ。そんな石造住宅なぞ、俺様が一息で吹き飛ばして・・・」
∧,、,∧_
f´ ;;::叉;;) ┌───────┐
リミ ´∀`) └┬─┬─┬─┬┘
( ) ├┬┴┬┴┬┤
| | | .├┴┬┴┬┴┤ww
(____)__) ⌒⌒ ̄ ̄ ̄⌒⌒ ̄ ⌒
∧,、,∧_
f´ ;;::叉;;) ┌───────┐
リミ; ´∀) └┬─┬─┬─┬┘
( ) ├┬┴┬┴┬┤
| | | .├┴┬┴┬┴┤ww
(____)__) ⌒⌒ ̄ ̄ ̄⌒⌒ ̄ ⌒100:
15/17:03/07/30 03:56 ID:bxqXHvvl
├┴┬┴┤
├┬┴┬┤
┌──┴┴─┴┴──┐
└┬┬┬───┬┬┬┘
├┼┤ ├┼┤
「本当に大丈夫?」 ├┼┤ ├┼┤
├┼┤ ├┼┤
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧. ∧_∧ ∧_∧
( ;・∀・) ( ;・∀・) (∀・ ) 「大丈夫だって。心配するなよ。」
( ⌒つ() ()と⌒ ) と ⌒ヽ
`'(_)_). (_(_)" (__入_ノ101:
16/17:03/07/30 03:57 ID:bxqXHvvl
├┴┬┴┤
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┌──┴┴─┴┴──┐
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├┼┤(::叉::;;,..├┼┤
├┼┤(´∀`リ├┼┤
├┼┤ U U .├┼┤
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧. ∧_∧ ∧_∧ !
( ・∀・) ( ・∀・) (∀・ ) |ヾ サ ッ
( ⌒つ() ()と⌒ ) と ⌒ヽ
`'(_)_). (_(_)" (__入_ノ
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├┼┤(::叉::;;,..├┼┤
├┼┤(´∀`リ├┼┤
├┼┤ U U .├┼┤
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∧_∧. ∧_∧ ∧_∧
( ・∀) ( ・) ( )
( ⌒つ() ()と⌒ ) と ⌒ヽ
`'(_)_). (_(_)" (__入_ノ102:
ジェロニモ ◆sai/angedc:03/07/30 03:58 ID:bxqXHvvl
\ ぎゃー。/
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⌒⌒ ̄ ̄ ̄⌒⌒ ̄ ⌒【引用元】 【一発ネタ総合】モナーのネタ帳(´∀` ) 2冊目三匹のおっさん
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