「桜の花がさいたよ。」「ツバメが巣を作ったんだ。」
そんな会話のおかげで死を間近に控えながらも2人は穏やかに過ごしていた。
280:
2/3:2005/04/02(土) 15:40:34 ID:xAsDYFeu
ある晩、窓際のベッドの男の様態が急変した。自分でナースコールも出来ないようだ。
ドア側の男はナースコールに手を伸ばした。が、ボタンを押す手をとめた。
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|||||||||/⌒⌒⌒ヽ ウウウッッウゥ…
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||| (‘A`)/⌒⌒⌒⌒ヽ .。oO(もしあいつが死んだら、
|||/ / /| 自分が窓からの景色を直接見れる・・・)
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ どうせお互い先のない命、少しでも安らかな時をすごしたいと思ったドア側のベッドの男は、
自分は眠っていたということにして、窓側のベッドの男を見殺しにした。
窓側のベッドの男はそのまま死亡した。
281:
3/3:2005/04/02(土) 15:41:05 ID:xAsDYFeu
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 晴れて窓側のベッドに移動したドア側のベッドの男が窓の外に見たのは、
打ちっ放しのコンクリートの壁だった。
282:
名無しさん@├\├\廾□`/:2005/04/02(土) 15:45:01 ID:w6DNBc/T
どっひゃぁ!この男死の間際になにをおもお
283:
名無しさん@├\├\廾□`/:2005/04/02(土) 16:09:54 ID:EBzjUXoR
。・゚・(ノД`)・゚・。289:
名無しさん@├\├\廾□`/:2005/04/02(土) 19:18:22 ID:Y4pg68j0
窓側の人はドア側の人を気遣って話しかけてくれたんだね
。・゚・(ノД`)・゚・。【引用元】 感動したAA、泣けたAA、元気がでたAA (4)恐怖箱 怪医 (竹書房文庫 HO 48)
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